僕は就活に失敗したんだわ。

大手SIer勤務の社会人2年生が適当に書いてます。

忖度せずにはいられない昭和のおじさんたち

今日、8月21日、籠池夫妻が9千万円搾取容疑で再逮捕された。説明するまでもないと思うが、籠池夫妻とは、一時は毎日のようにテレビで取り上げられていた森友学園の元理事長夫妻である。テレビの報道ぶりから察するに、森友学園問題はこのまま幕引きだろう。結局のところ森友学園問題とは、何が本質的問題で、一連の報道で何が判明したのか何もわからないように感じるのは僕だけだろうか。せめて、森友学園に売却された(今は国に戻されたが)国有地の値下げは妥当であったのかぐらいは調査してもらいたい。地中にゴミが埋まっているかなんて、掘ればいいだけなのだから。

 

テレビの報道はこのままトーンダウンしていきそうだが、僕はもう一度だけ盛り上がる機会があると思っている。それは、毎年、年末に発表される日本流行語大賞だ。もちろん、ノミネートされるであろう単語は、「忖度」である。財務省安倍総理に対する配慮があったのかで大議論となり、一時は「忖度」という言葉を聞かない日はなくなった。

 

今回の件で忖度があったのかはわからないが、忖度なんて一般社会にはいくらでもある。

僕の勤める会社は、典型的な日系大企業で忖度のオンパレードだ。しかし、僕はなぜ、会社のおっさんたちが偉い人に忖度し、必死にゴマをするのか全くわからない。

日系企業では(ほかの組織も程度の差こそあれそうだと思うが)、忖度のできない人間は出世できない。そう考えると、出世したい人間が忖度するのは、まあわからないでもない。だが、弊社では、それなりに残業している人と部長(部署の大きさにもよるが)では、給料がさほど変わらない。なのに、なぜ別に尊敬してもないし、好きでもない相手に気を使ってまで出世したいのだろうか。何十年も忖度し続けても、部長になれるのは、ほんの一握りだ。どう考えても、コストに対してリターンが小さいと思うのは僕だけだろうか。

出世したい理由にプライドもよく上がるが、僕から言わせればお金が欲しいよりも、ずっと謎だ。会社の中でちょっと偉そうにできるだけで、退職したら誰も敬ってくれないのに、なぜそんなものにこだわるのだろうか。

もう一つ謎なのが、忖度される側も忖度されてうれしいのかということである。

僕は気を使われるのが大嫌いなので、全く共感できない。

 

おそらく、日系企業で一番コスパがいいのは、一番やる気もなくて仕事もできない人間だと思う。みんなわかってるけど、プライドが邪魔して認めたがらないが。

 

というわけで、昭和のおじさんたちの忖度精神には全く共感できない。

僕は良くも悪くも自分の人生に期待してないので、だるくなったら会社をやめよう