僕は就活に失敗したんだわ。

大手SIer勤務の社会人2年生が適当に書いてます。

自民党と大企業と年功序列

8月3日に第3次安倍第3次改造内閣の顔ぶれが発表された。野田聖子の入閣や岸田文雄の処遇が主にメディアで取り上げられたが、僕は全く別のことに関心を抱いた。

それは、自民党と日本型大企業の組織形態が似ているのではないかということだ。

僕の勤める会社はThe日本型大企業であり、年齢構成でいうと50代の層が一番厚い。よく知られているように、ポストの数に対して人数が多すぎるので、平社員で終わる人や無理やりつくられた名ばかりの役職に就く人が大量に発生する。

一方の政治の世界では最近、大臣待機組という言葉をよく耳にする。大臣待機組とは、衆議院で5回、参議院で3回以上当選を重ねた議員のことである。政治の世界でも、ポストに対して人数が多いという状況が発生しているようだ。

今回の人事では、小泉進次郎の処遇にも注目が集まっていたが、筆頭副幹事長に就任することが決まった。頭に筆頭とあるが、筆頭副幹事長は二人いる。いったい、筆頭副幹事長とはなんなだろうかと僕は思った。少し調べてみると幹事長、幹事長代理、幹事長代行など似たような役職がいくつかあることがわかった。まさに、弊社と同じである。部長、部長代理、担当部長、統括部長、新入社員である僕にはよくわからない。

僕のような一般市民と無縁な自民党であるが、派閥争い、人事抗争、いびつな年齢構成など、中身はそんなに変わらないのかなという気がする。